1 1960年代前の里山(おじいちゃんやおばあちゃんが子どものころ) | |
里山には,冬になると葉を落とす,コナラ,クヌギ,クリなどの木や草があります。里山のふもとに住んでいた人々は山でまきや炭を作って家にはこび,火をおこして食事を作ったりふろをわかしたりしました。家の中では,こたつに炭を入れてあたたまりました。 里山の草は,牛や馬のえさになりました。里山の落ち葉と草に、牛や馬のふんをまぜて田や畑のひりょうにしました。このように町や村の人々は,里山を利用して田や畑の作物を育ててきました。 |
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2 1960年代の里山(お父さんやお母さんが子どものころ) | |
このころから,まきや炭の代わりに,電気やガス,とう油が使われるようになりました。ひりょうも,落ち葉と草とふんを使わない化学ひりょうに変わりました。それで,人々は里山を利用しなくても,生活ができるようになりました。 里山には落ち葉がたくさんつもり,草もはえなくなりました。木の下には,人間にとっては役に立たないアズマネザサという植物がたくさんはえて,ツル植物が木にからまり,あれてきました。 |
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3 よみがえるか?里山 | |
このごろの里山のよさが,見直されています。里山では,森林浴が自然観察のほかに,身近な自然を家族や仲間と楽しむことができます。 里山を利用する取り組みが,日本のあちらこちらで進んでいます。利用するための手入れはボランティアで行われるようになってきました。 グリーンピアの森に入って散さく路を歩くと,何かに気づき,思わぬ発見があります。散さく路には,楽しいテーマが山ほどあります。自然の中で,自分の取り組むかだいを見つけると,きっと楽しい学習ができると思います。 |
※現在,自然保護カードは渡していません。 |